2011年11月2日水曜日

Herbertさんの100lbsなんですけど

いきなり退行するようで申し訳ないけれど、
しみじみ聴いていると音的にはやっぱり80'sっぽいと思う。
勿論それで私は大歓迎、この音づかいは懐かしすぎる。

実際UKサイドのレビューなど読んでいると、
『この音は(発売された)95年ではなくて、85年の音だ。』
なんて記述が目に止まる。やっぱり、と思う。

最初のドラムやベースの音から、格好良すぎて
それだけでもう、マイってしまうのだけれど、
やっぱり私は『Friday They Dance』が好きかも。

彼は何処か題材となるものをクールに見つめてる
画家のようだな、と思ったりする。
例えば、『Friday "WE" Dance』にはならない。
金曜にディスコに行って夜を楽しむ彼等を
どこか客観的に眺めて、スケッチしているような、
そんなどこか、孤高のアーティストのイメージが
勝手に沸き起こってきてしまう。

実際、こんなに素敵なテクノ/ハウス系サウンド
を作っている人が、ぐでんぐでんに酔っ払って
ミキシングしてたら、かなりやだ(笑)

だから私の中では、夢の最適化を図ってしまおう。

この人のビートや効果音が
時々、胸につきささるような気がするのは
気のせいかな、とも思ったのだけれど、
彼の音に対する美意識が鋭すぎる
からかもしれない。

かつてのNHK FMのプログラム、
『クロスオーバー11』に流れていた
リラクゼーションサウンドに
限りなく近いのに、
私は何故か、完全にリラックス出来ない。


リラックスする事をどこか禁止されているような
気になるサウンド。

何度も何度も聴いて
その正体を確かめてみよう。


Friday They Dance


100lbs/Herbert

(以前リンクしていたところはプレミア価格になってしまったので
リンク先を変えました。)

Matthew Herbert website

Madonna - Beautiful Stranger (Official Video) [HD] 90年代後半からのマドンナ

Madonnaって80年代、90年代、と年代ごとに全然違う顔をしている。 ごく初期の物も好きだけど、90年代以降の彼女のアルバムは 今聴いても凄く面白い。 William Orbitのプロデュースの頃の『Ray of light』『Music』は 本当に何度も聴いたことか。 その...