2020年1月24日金曜日

共時性(シンクロニシティ)に富んだ選曲

かなり前にモーニングショーで玉川さんがさらっといった
僕たちの時代はQueenとThe Smithsでした』に続いて
藤井聡教授の『週刊ラジオ表現者(クライテリオン)』でかかる
曲が同世代すぎたことに今更ながら激しく衝撃を受けている。

実は藤井教授は私とほぼ同い年なのである。
近頃、MMT(現代貨幣理論)の話を伺うようになり
普段の説明がとても丁寧で紳士的な態度に対し
ブチ切れた時のフリ幅が大きすぎて目が離せなくなった。

思想うんぬんはともかく、彼が今の時代を憂いて
色々な場所で一生懸命に語り続けてる姿を見ていると
今までのイメージが少しずつ変わってきている。

そんな藤井教授のラジオを時々拝聴しているのだが
教授はDJ向きというか、(失礼ながら)
意外とイイ声をしているのだ。
そして同じ時代を生きた証拠のように
ストーンズやレッチリ、さらになんとカーディガンズまでかけた。
さらにカーディガンズの『カーニバル』をかけながら彼はこう言った。
『僕が昔、若い頃大学でなかなか教授に分かってもらえずに
苦労していたときに聴いてた曲なんです』

どこかの異次元空間で、何か特別な現象が起こって
あり得ないような事象が生じたとしか思えないような発言だった。
当時、私もこれをよく聴いていたし
改めて聴くとこうなんとも切ない 思い出が蘇ってくるからだ
藤井教授といい、玉川さんといい、
同世代の聴いている(いた?)曲は恐ろしくも
呆れるほど共時性(シンクロニシティ)に富んでいる。

にしてもあの切れると怖い藤井教授が
『しぷん』な感じでうじうじとカーディガンのこの曲を
ラブリーな様子で聴いているというギャップは
まるでコカ・コーラの瓶を思い切り振ってから
キャップを開けた直後のように
かなりふっとんだ。
もしまたシンクロするようなことがあったらと思うと
血糖値と心拍数が上がりそうな自分がいる。



教授によると、テーマごとに流す曲を決めているそう。
だから私もそれに倣い、謹んで今回はThe Policeの『Synchronicity』を
捧げたいと思う。

          












0 件のコメント:

Madonna - Beautiful Stranger (Official Video) [HD] 90年代後半からのマドンナ

Madonnaって80年代、90年代、と年代ごとに全然違う顔をしている。 ごく初期の物も好きだけど、90年代以降の彼女のアルバムは 今聴いても凄く面白い。 William Orbitのプロデュースの頃の『Ray of light』『Music』は 本当に何度も聴いたことか。 その...