2017年2月20日月曜日

ドクター・ストレンジ

『ドクターストレンジ』IMAX 3D版で観てきました。

『イミテーション・ゲーム』を観て以来、
我が家でも大人気のカンバーバッチちゃん。 何故ヒーロー役になったのか全く謎でしたが、
本編を観て納得しました。

 彼は本当に芸達者な役者です。

今までの認識を遥かに超える体験をさせられて
宇宙の彼方まで吹っ飛んでいくゾーンを体験するシーン。
ギャアギャアわめくカンバーバッチちゃん。
その後、しゅんとなり、『弟子にしてください』と言うも
無下にドアから叩き出されるシーン。
ザアザア泣きながらドアを叩くカンバーバッチちゃん。
その後、不意にドアが開き、
反動でごろんと体が部屋に転がるシーン。

その後の戦いも、本当に大丈夫なのか??と
疑惑を禁じえないようなひ弱さ。

私は失礼ながら、椅子が揺れる程、笑ってしまいました。

 『イミテーション・ゲーム』でも何となく、ハの字眉で悲しげな彼を観る度、
「情けない感じの演技がぴか一な男優」
としみじみ感じ入っていましたが、
あんなに情けないとは思いませんでした。

じゃあそんなんでラストどうやって解決するんだ?
と思いますが、この情けなさを最後まで引っ張って
いくやり方は非常に斬新だったと思います。

情けなさ、弱さを通して何故か強さを感じる役者。
カンバーバッチちゃん。


ハムレットとか演じる事が出来る英国俳優なんですよ。
ようやるなあ・・・と思いましたが、 この作品も
素晴らしい役者が勢ぞろいしていて、
ただのアクション映画ではありませんでした。

レイチェル・マクアダムスは『アバウト・タイム』の
主人公の奥さんを演じた人が一番有名かな。
(『ミッドナイト・イン・パリ』にも出ていたのね。どこ?)
『アバウト・タイム』の前髪切りすぎた可愛い感じよりも
少し大人になった雰囲気でしたがそれでもやはりかわいい。
私が男性ならこういうタイプとお付き合いしたいと思う。
と、勝手に考えてしまいそうな位、かわいい。
まだどこかあどけなさが残る女医さん役で
献身的かつコミカルな演技が光っていました。
カナダ出身なんですね。
カナダ出身と言えば、カーリー・レイ・ジェプセン。
2014年にライブを見ましたが、カーリーたんも可愛い。
日本人に自然に受け入れられる母性的な感じの人
が多いように思います。
後、アラニス・モリセット、アブリル・ラヴィーンなど。
カナダ人の知り合いが昔いましたが、
とにかく優しかったです。
ニュージーランドとかオーストラリアの人達と良く似た
隣人愛に溢れた素朴な優しさが光っています。

・・・余計に語ってしまいました。

モルド役のキウェテル・イジョフォーは
『ラブ・アクチュアリー』で、芸術家の友人役で
芸術家が恋している女性と結婚する役でした。

そしてティルダ・スウィントン、
『オルランド』ちゃんと観ていないのですが、
その当時、女性誌などで女性と男性を
経験する役で話題になった方です。
今度機会あればきちんと観てみたいと思います。
ちょっと中性的な感じで、私はつい
西遊記の故・夏目雅子さんに見えてしまいました。

原作もきっと、多くのクリエイター達に
影響を与えていることでしょう。
スタートレックやスターウォーズ的な
場面も見受けられました。

様々な人種が登場し、世界観を広く取った映画ですが
ちょっと特殊なタイプの物語だから、
イマイチスカッと感が足りない人は物足りないかも
しれないですね。

私はちょうど、というか、自分の中で思うところがあって
ダンスの他にも気功をやろうとか、思い始めていた時でしたし、
ヒーラー、アストラル体など、ちょっとスピリチュアルな用語が
飛び交っていて、興味深かったです。

この映画はそんな人生の節目にたった人が見ると
また違って見えてくるかもしれません。

映画の最後は、
なんかもう、2が半分以上始まっている感じですね。

2も観に行ってしまうかもです。

ところで、エルドリッチ・ライト(Eldritch Light)
の魔法円の図形が、最近購入した髪留めの
デザインに酷似していてびっくりしました。


2つ買っておけば良かったのだろうか・・・
まあ別に、今のところ戦う予定は無いのですが、
アガモットの目を買って、首にぶら下げて、
片手に髪留め、もう片手の人差し指でぐるぐる回したく
なる衝動に駆られます。




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