2013年8月13日火曜日

Johnny Marr on Summer sonic 2013' part5

『There is a light that never goes out』
今でもこの曲が演奏された時を思い出すと、、
涙が出てくる程、私にとっては素晴らしい体験でした。

今回、初のソロデビューでの来日でしたから、
関係者の方々は日本での反応はどうかな?と
思っていたかもしれませんが、
オープニングからすごい盛り上がりでした。

皆が只ならぬ勢いで盛り上がっている様子を見て
登場してきたJohnnyは笑顔で応えてくれたようでした。
他のメンバーもリラックスしたのでしょう、
とても息のあった素晴らしいチームワークを
見せてくれました。

前の方にいた私が振り向くと、
後ろには大勢のお客さんがいて、ビックリしました。

ソロアルバムの内容も結構熟知しているお客さんが多くて、
殆ど歌えてしまうからすごいです。
Johnny Marrのファンは、知的な方が多いように思います。
私はHealersやCribs時代は、音楽から一時離れていた事が
あって、後追いなのですが、本当にずっとずっと
彼のことを追いかけてきた人達は尊敬に値します。

彼のギターの音色は今や、力強くて美しい、
長い経験に裏打ちされた自信に満ちていました。

「Petshop boysに捧げる」と言って始めた
『Getting away with it』のアレンジされたギターは特筆ものです。
旋律が本当に美しく、聴いてうっとりしていました。

ちょっと勿体無いと思うかもしれませんが、
ライブ中、一瞬でも目を閉じて聴いてみると、
音が体中に響き渡って、素晴らしい経験が出来ますよ。


ライティングもとても素敵でした。照明さんに感謝!です。
上の画像はオフィシャルから拝借してきました。
サマソニは撮影一切禁止ということで、私は一枚も写真撮れなかったので。
撮っていらっしゃる人はいましたが、 心にしっかり焼き付けておこうと。

あと一枚、Johnny Freakには、ちょっと萌え画像かも(笑)

えいっ!って感じですが、ギター調整中ですねきっと。
今更ながらにアルバム情報貼っておきます。

 Messenger / Johnny Marr
     















Johnny Marr on Summer sonic 2013' part4

私が今回、本当に彼のライブを見てよかったと心底感じた
最大の理由は、20数年の時を経ても、
The Smithsの歌詞を忘れないでいる人達と一緒に
歌を歌えた事です。

20数年間、いろいろな事があっても忘れないでいた
宝物のように大切に守り通してきた想いが、
今回の彼のソロデビューが起爆剤になって、
一斉に解き放たれた瞬間、
私は泣きそうになりました。

Johnnyが歌い始める前から、
最初の1フレーズだけで
すぐにああ、あの曲だ!と
歓声が上がる、それがThe Smithsの曲での
ひとつのハイライトでした。

そして皆、もう最初からそうする事が
決まっていたかのように
自然と歌い始めたのです。

*「Take me out, tonight....
(今夜、僕を連れ出してほしい)」
ステージでのJohnnyはまるで、
本当はずっとこうしたかったんだよ、
と語りかけるように歌いました。

*「Driving in your car, I never never want to go home....
(君の車でドライブしよう、家には二度ともどらない)」

ステージと観客がひとつに溶け合ったような瞬間でした。


長い間、見えなかっただけで、
本当に明かりは灯っている、
皆と暖かく想いを分かち合う事が出来る、
彼が岬の灯台の様に皆の心に明かりを灯した、
だからこれからもこんな風に生きていける。

大げさかもしれませんが、そんな風に感じました。



*『There is a light that never goes out』
 (決して消えない明かりがある)
 by "The Smiths"
 Album『The Queen is dead
 in 1986'






Johnny Marr on Summer sonic 2013' part3

Johnny がステージに立つと、
それぞれが、彼の名前を叫びはじめました。
やはり男性のファンが多いですね。
Paul Wellerの時のように、
ちょっと太い声で彼の名前を呼び続けている
男の人達。
男同士の暑い、否、熱い友情の様で
とってもうらやましいです。

Johnny! Johnny!って一生懸命叫んでいる
人がいるので、何ていうのかな、と
聞いていたら、かっこういい・・・と
ため息混じりに日本語でつぶやいていたので、
思わず会場の人達から微笑みがこぼれました。

その気持ちよく分かるよ!って、
皆思っていたに違いありません。

最初の曲は『The right thing right』でした。
この曲が最初にかかるだろうなと大方予想はついていましたが、
会場内に響き渡ると、感無量でした。
彼は、後ですぐ脱ぐ事になる濃紺のシャツを着て、
黄色のデイジーを加えて演奏し始めました。

彼はフロントマンになってから
日々演出を研究しているみたいで、
それも今までとは違う彼を
見る事が出来て楽しかったです。


追記:サマソニのページで画像がUPされていました。

2013' 8/11 東京公演のギャラリーはこちら

よく見ると、花の種類やジャケットの色が思ったのと違っていたりしてました(汗)

ギターは殆どオフホワイトのストラトキャスターでした。
ストラトキャスター、私もいつか持ってみたい一本です。

Johnny Marr on Summer sonic 2013' part2 with list

セットリスト、出来れば演奏曲順に
載せたかったから、メモでも持っていこうか(笑)と
思いましたが、当然そんな事している余裕はありませんでした。

とりあえず覚えている中での演奏曲を載せておきたいと思います。
曲順では無く、アーティスト/バンド毎に分けておきます。

ソロアルバム『Messenger』より

The Right thing right
Upstarts
Messenger
Generate! Generate!
Sun and Moon
Word starts attack
New town velocity

The Smithsの曲より

Bigmouth strikes again
How soon is now?
There is a light that never goes out

Electronicの曲より
Getting away with it

『Lockdown』は
ちょっと自信ないので省きました。
確か演奏した様な・・・

追記:曲名知らなかった曲のカバー⇒

I fought the law / Clash

でした。
(パンク世代よりも少し後の世代なのでスミマセン)


他にも抜けていたらごめんなさい。

おおよその雰囲気は伝わるのではないかと思います。













Johnny Marr on Summer sonic 2013' part1.

サマソニでの彼は元気一杯、
汗だくの彼(私は彼があんなに汗をかく人だとは
思いませんでした。
酷暑の上、照明や機材でさぞ暑かったことでしょう)
は、それでもすごい元気で、連続ホップしたり、
(それも飛ぶ高さが高すぎるほど、高い)
「次の曲は・・」と日本語で曲紹介したりして
皆を楽しませてくれました。
今年はWowwowでテレビ中継していたので、
カメラ目線で応えている彼を見て
すごく嬉しくなりました。

Sonic Stageはアーティストが見えないという
前評判を聞いていたので覚悟していきました。
演奏さえ聴く事が出来ればそれで十分だと。

しかし夕方のタイムテーブルが、
Earth wind & fire,Smashing Pumpkins,
Pet shop boys等々と微妙に前後していたお陰か、
早めに行って並んでみたら前3列目ぐらいが取れて、
ステージ脇で常に待機しているローディーさんの
顔まで確認できたのは、とても幸運な事でした。

Sonic Stageに向かう途中、
突然ピアノのリフが、ステージから高らかに聴こえてきました。

 「『We love you』だ!」

ローディーさんが、音響チェックするために
ピアノでテストしていたらしいのですが、
最近、Brian Jones時代のRolling stonesに
はまっている私にとっては嬉しいサプライズでした。
この曲は、1967年にシングル発売された曲で、
Rolling Stonesらしくないサイケデリックな仕上がりになっています。

Johnny MarrはMixcloud(ストリーム)放送で、
Stonesをちょこちょこかけていましたし、
スミス時代はBrian Jonesっぽい髪型や服装を
意識したような雰囲気でしたから当然好きだと思います。

(よろしければ過去ログもご参照ください。)


























2013年8月6日火曜日

We love you / The Rolling Stones

ギターを再開するようになってから、
超王道のThe Rolling Stonesをよく聴いている。

弟が聴いていた『メインストリートのならず者』の
Keithの『Happy』が昔から大好きだったのだけど。

Brian Jonesの魔力にかかってしまったみたいだ。

でも最近、Brian Jonesを題材にした映画を見ようかどうしようか
大いに悩んでしまった。
中古で安く借りられるし、見れば結構興味深いとは思うけれど、
大人になり切れない気質なのか、判断が未だにつかない。

彼の抗し難い魅力それは、

女の子好みのサラサラヘアーに
 謎めいたクールな微笑み

それはロックな世界ではお約束で、勿論大変好ましいことだけれど。

あの当時でアフリカン・ミュージックの
 アルバムを製作(編集)していたなんて凄過ぎる。

Jajouka

 突き刺さる様なビートが延々続くテンションの高いアルバム。

Stonesでは数々の楽器をこなし、
一味違ったアレンジを器用に加えた。
シタール、ピアノ、木管・金管楽器・・・

『Ruby Tuesday』も大好きだけれど、

We Love You

彼独特のフレーズが耳について離れない。

才能があって、素敵な人だった。
でも 多分、彼はいつも自分を追い込み続けた。
刺激がなければ駄目になると思っていた。


私は多才な彼を心から尊敬する。


でもそんな彼だからこそ
必要としている人がいるという事を
知っていてほしかった。

そして自分にとって大切なものを
守り通す勇気も。

本当に大切なものは
目には見えないものだから。


彼の亡くなり方は、
どうして?と思われても
努力派の一般庶民には
所詮は分からないと
奇人扱いされて
それで終わりだなんて悲しすぎるから。

彼だって人間で、

暖かい毛布にくるまれて
安らかに眠りたいと願った事だって
あっただろう。

自分の欲望に真に忠実ならば、
もっとしぶとく生き延びて

しぶとく生き延びて
プロデューサーに
なっていたかも。

とにかく、
何処かで音楽をやっていて欲しかった。

生きていて、見せて欲しかったと思う、
彼の飽くなき探究心の結晶を。

彼らしい音使いがやっと理解できるように
なってきたら、

外では激しい雨が止み、柔らかな西日が眠たそうに現れた。

一瞬の瞬きの間に見た彼の幻影。

風は今どこを彷徨っているのだろう。


追記:

『We love you』のコーラスは
The BeatlesのJohn とPaulです。

それともう2曲、
Brianのセンスが光る素敵な曲を教えて貰いました。

Dandelion/ The Rolling Stones
 
オーボエの他、サックスとマラカスもBrianだそうです。

Jimi Hendrix, Brian Jones, Dave Mason, and Mitch Mitchell - Ain't Nothin' Wrong With That

1967年のモンタレーで行われたセッションで、
Brianはドラムを担当しています。

彼が亡くなってもう40年以上ですが、
本当にこれだけの楽器をこなせる技術を持った人は
なかなかいないと思います。

私は後期のThe Rolling Stonesもよく聴きますが、
Brianの関わった曲には心に響く
何か不思議な磁力があり、
今さらながらに本当にアーティストの不在を残念に思います。

もし彼が生き続けてJimi HendolixとJohn Lennonの参加した
彼のソロアルバムが製作されていたら、
本当に素晴らしいものができたでしょうね・・・




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