2013年8月6日火曜日

We love you / The Rolling Stones

ギターを再開するようになってから、
超王道のThe Rolling Stonesをよく聴いている。

弟が聴いていた『メインストリートのならず者』の
Keithの『Happy』が昔から大好きだったのだけど。

Brian Jonesの魔力にかかってしまったみたいだ。

でも最近、Brian Jonesを題材にした映画を見ようかどうしようか
大いに悩んでしまった。
中古で安く借りられるし、見れば結構興味深いとは思うけれど、
大人になり切れない気質なのか、判断が未だにつかない。

彼の抗し難い魅力それは、

女の子好みのサラサラヘアーに
 謎めいたクールな微笑み

それはロックな世界ではお約束で、勿論大変好ましいことだけれど。

あの当時でアフリカン・ミュージックの
 アルバムを製作(編集)していたなんて凄過ぎる。

Jajouka

 突き刺さる様なビートが延々続くテンションの高いアルバム。

Stonesでは数々の楽器をこなし、
一味違ったアレンジを器用に加えた。
シタール、ピアノ、木管・金管楽器・・・

『Ruby Tuesday』も大好きだけれど、

We Love You

彼独特のフレーズが耳について離れない。

才能があって、素敵な人だった。
でも 多分、彼はいつも自分を追い込み続けた。
刺激がなければ駄目になると思っていた。


私は多才な彼を心から尊敬する。


でもそんな彼だからこそ
必要としている人がいるという事を
知っていてほしかった。

そして自分にとって大切なものを
守り通す勇気も。

本当に大切なものは
目には見えないものだから。


彼の亡くなり方は、
どうして?と思われても
努力派の一般庶民には
所詮は分からないと
奇人扱いされて
それで終わりだなんて悲しすぎるから。

彼だって人間で、

暖かい毛布にくるまれて
安らかに眠りたいと願った事だって
あっただろう。

自分の欲望に真に忠実ならば、
もっとしぶとく生き延びて

しぶとく生き延びて
プロデューサーに
なっていたかも。

とにかく、
何処かで音楽をやっていて欲しかった。

生きていて、見せて欲しかったと思う、
彼の飽くなき探究心の結晶を。

彼らしい音使いがやっと理解できるように
なってきたら、

外では激しい雨が止み、柔らかな西日が眠たそうに現れた。

一瞬の瞬きの間に見た彼の幻影。

風は今どこを彷徨っているのだろう。


追記:

『We love you』のコーラスは
The BeatlesのJohn とPaulです。

それともう2曲、
Brianのセンスが光る素敵な曲を教えて貰いました。

Dandelion/ The Rolling Stones
 
オーボエの他、サックスとマラカスもBrianだそうです。

Jimi Hendrix, Brian Jones, Dave Mason, and Mitch Mitchell - Ain't Nothin' Wrong With That

1967年のモンタレーで行われたセッションで、
Brianはドラムを担当しています。

彼が亡くなってもう40年以上ですが、
本当にこれだけの楽器をこなせる技術を持った人は
なかなかいないと思います。

私は後期のThe Rolling Stonesもよく聴きますが、
Brianの関わった曲には心に響く
何か不思議な磁力があり、
今さらながらに本当にアーティストの不在を残念に思います。

もし彼が生き続けてJimi HendolixとJohn Lennonの参加した
彼のソロアルバムが製作されていたら、
本当に素晴らしいものができたでしょうね・・・




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